「 きれいずきティッチ 」
*パットハッチンス さく
*星川菜津子 やく
*童話館出版 1996年
*対象年齢:3〜4歳から(公式)
*文字数[少]・2歳〜のお子さんにおすすめ(個人的見解)
公式HPより
「ティッチのお部屋はとてもきれいに片づいています。それに比べてお兄さんとお姉さんのお部屋は散らかり放題。ティッチはお片づけを手伝い二人が遊ばなくなったおもちゃや、いらなくなった物をみんな、自分の部屋に運びます。いつのまにかティッチの部屋は…。」
イギリスの絵本作家、パット・ハッチンスの絵本です。
海外の絵本って、家の中や子どもたちのお洋服、街並みなんかがパッと目を引くようなカラフルで鮮やかな色使いのものが多く、眺めているだけで楽しい気分になってきます。
きれいずきティッチもそんな一冊です。
3兄弟の末っ子ティッチがお兄さんお姉さんのお片付けを手伝うことになったはいいものの、いらない物を次から次へと「ぼくがもらうよ!」と自分の部屋にもらって来てしまいます。
きれいだったティッチの部屋はもらってきたおもちゃで埋め尽くされてしまい、様子を見に来たお母さんもびっくり!
お兄さんお姉さんのお下がりを「ぼくがもらうよ!」と嬉しそうに部屋に運びこむティッチの姿がとても可愛いらしい一冊です。
上の兄弟の物をもらうのって、きっと下の子にとっては大人になれたような、特別な気持ちになれることなのでしょうね。