「 5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる 」
＊たしろちさと 作
＊ほるぷ出版 2007年
＊対象年齢：4・5歳から(公式)
＊文字数［多］・3歳〜のお子さんにおすすめ(個人的見解)
公式HPより
「ある満月のばん、どこからか聞こえてくる音楽にさそわれて、歩きだした５ひきのねずみたち。月あかりの下でうたう、かえるたちのすばらしい歌声に感動した５ひきは、ねずみの音楽会を計画しますが……。」
一見すると海外の絵本のような雰囲気の、たしろちさとさんの絵本。
描き込みが多く細かい部分まで描かれているので、息子はいつも絵本のページを食い入るように見つめています。
かえるしか参加できない音楽会を偶然耳にし、その美しいメロディの虜になったねずみたちは、なんとか自分たちにも音楽ができないか考えます。
かえるのようには歌えないけれど楽器を使うということを思い付いたねずみたちは、街のあちこちから見つけてきた材料で楽器を作り、ついに演奏会を開きます。
ねずみたちが音楽を演奏しているシーンは躍動感に溢れ、まるでメロディーが聞こえてくるよう。
見ているこちらも思わず躍りだしたくなるほど楽しげです。
そしてねずみの演奏会のはずなのに、観客席にはみどり色の顔がちらほらと…。
音楽を通してねずみとかえるの心が通じ合う、楽しい気持ちになれる一冊です。
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